[はじめに]
はじめまして。ポケモンを20年以上楽しんでいるショーンです。
今まではシングルバトルをエンジョイしていましたが、ポケモンSVのDLC後編の藍の円盤のシナリオが原則ダブルバトルだったため、それに魅了されてダブルバトルを2024年から本格的にプレイするようになりました。ダブルバトルの登竜門のきっかけはなんとカキツバタの相棒枠であり切札枠であるブリジュラスです。公式大会のPJCS予選では3タームともブリジュラスを軸にしたネオ雨パで健闘しましたが、4桁が限界でした。
それでも、レギュレーションF最後のシーズン17は面白い構築でプレイしようと思い、後述の下記の構築でプレイした結果、あれよあれよという間にレート1700、順位も1000位以内を凌駕するという信じられない成績をもぎ取ることができました。
[使用構築]
基本選出は原則アローラベトベトン、ドーブル、メタグロス、カラミンゴのドブベトンプランかメタグロス、シャリタツ、ヘイラッシャ、カラミゴンの寿司ラッシャプランの2択になります。
[個体紹介]
性格 慎重
努力値 H228-A6-B228-D44-S4
実数値 H209-A126-B124-C不問-D138-S71
持ち物 黒いヘドロ
テラスタイプ 毒
ドブベトンギミックの中心を担います。なお仮想敵は定めていないため、後述のH以外配分は雑です。隣でドーブルがわざと戦闘不能になる立ち回りをすることで化学の力を利用してムラっけを引き継ぐ以上、仮想敵を定めたところでなんの意味もありません。Hは黒いヘドロ最高効率の実数値が16n+1の209にしています。
技構成は持久戦を制すため、叩き落とす、身代わり、守る、小さくなるで確定。
耐性が優秀なコイツにテラスを切る局面は稀なため、持ち物は黒いヘドロで、テラスタイプは黒いヘドロと噛み合う毒です。記憶違いでなければ、シーズン中はコイツのテラスタルはボディプレス対策で一度しか使用していません。
●ドーブル
性格 臆病
努力値 H236-B20-S252
実数値 H160-A不問-B58-C不問-D65-S139
持ち物 気合のタスキ
テラスタイプ ノーマル(不問)
ドブベトンギミックの準備役です。猫騙、この指、采配により、アローラベトベトンが元気な状態で小さくなるの回数を稼ぐための技構成にしています。最終手段命懸けは挑発メタの自主退場技です。命懸けは相手を倒す大ダメージを狙う気はさらさらありません。H実数値の160は多くの定数ダメージ最大効率です。なお、テラスタイプに関してはコンセプト上そもそもコイツに切ることは100%ないため不問です。
アローラベトベトンは悪タイプなので、悪戯心による挑発で妨害される心配はないですが、ハバタクカミ等素の素早さが高いポケモンの挑発による上手くいかないケースも少なからずありました。
性格 意地っ張り
努力値 H252-A252-S6
実数値 H187-A205-B150-C不問-D110-S91
持ち物 ノーマルジュエル
テラスタイプ ノーマル
ドブベトンギミックの中継ぎ役兼寿司ラッシャギミックの準備役です。細かい調整は一切しません。後者は後述のシャリタツと併せて先発で出す必要があり、コイツに猫騙しを打たれるまたは集中攻撃で返り討ちに遭い思ったようにうまくいかないこともあります。コメパンは氷、岩、フェアリータイプメタのタイプ一致スイープ技、ステロで交代牽制、守るはドブベトン戦術時の時間稼ぎ用、大爆発はノーマルジュエルや場合によりノーマルテラスで相手に大ダメージを狙いつつ後続を安全に交代させるための技です。
●カラミンゴ
性格 陽気
努力値 A252-B6-S252
実数値 H157-A167-B95-C不問-D84-S156
持ち物 白いハーブ
テラスタイプ ノーマル
ドーブルorシャリタツ、メタグロスが先頭不能になって、能力上昇したアローラベトベトンかヘイラッシャの隣に立ち共演することで自身を強化します。ドブベトンおよび寿司ラッシャのギミックのアンカー役です。上記の通り最速と高火力を両立したいため、細かい調整は一切しません。とはいえカラミンゴ自身は敵の攻撃を何発も耐えるほどの耐久はないため、被弾回数を減らす読みと立ち回りが必要です。タイプ一致のインファ、アクロバット、ダブルご用達のフェイント、見切り(封印対策)で確定です。持ち物の白いハーブはドブベトンギミックのデメリットをケアしながらアクロバットを強化できる点で噛み合いがいいです。テラスタイプをノーマルにしたのは元々が格闘タイプを呼びにくく、フェイントを強化可能なためです。
●ヘイラッシャ
性格 いじっぱり
努力値 A252-B6-D252
実数値 H225-A167-B136-C不問-D117-S55
持ち物 食べ残し
テラスタイプ ドラゴン
シャリタツの横に後出しで並ぶことで寿司ラッシャギミックの中心を担います。
技はタイプ一致のアクアブレイク(ウェーブタックルの方が良い?)、シャリタツと組む以上必要な一丁上がり、全体攻撃の地震、時間稼ぎ用の守るで確定です。持ち物は時間稼ぎしやすい食べ残しにしています。テラスタイプは一丁上がりの火力強化、弱点の草技および電気技の耐性を得るためにドラゴンにしています。
余談ですが、ヘイラッシャはHの努力値が無振りだと実数値がちょうど16n+1の225になります。
●シャリタツ(反った姿)
性格 臆病
努力値 H6-C252-S252
実数値 H144-A不問-B80-C172-D115-S147
持ち物 毒毒玉
テラスタイプ 水
ヘイラッシャを強化するための媒体ともいえるポケモンです。ヘイラッシャの一丁上がりで攻撃を上げられる橙色の反った姿を選択しました。余談ですが、現実のエビ寿司に似ていますねwww
基本はメタグロスの横に並び大爆発を堪えるでHP1残して毒状態になり、ヘイラッシャと組み次ターン退場してカラミンゴと組めるようにするギミックの中継ぎ役です。自滅してなんぼなので、CSに努力値252振った後に端数をHに振れば、H実数値は16nぴったりになるため、前述の実数値で運用しています。テラスタイプはドーブル同様に切ることはないため、水を選択しており不問です。
とはいえ、初手でメタグロスと組むと、メタグロスに猫騙しを打たれるまたは集中攻撃で返り討ちに遭い計画通りにいかなくなるケースが少なくなかったため、その時はすぐにメタグロスを引っ込めヘイラッシャを場に出して彼の守る等でひたすら時間稼ぎをするようにしています。初手がイエッサン&テツノカシラ通称イエカシラのコンビ等の対面ならうまくいく事例も多かったです。
[最終結果]
楽しみながらした結果、上記戦績になったのは個人的に嬉しかったです。
[さいごに]
ダブルバトルの魅力は意外な伏兵の活躍、切り札級のポケモンがとてつもない火力を発揮、シングルバトルでは実現できないロマン火力を連発できる等、驚きの要素づくめです。みなさんも勝ち負けを繰り返しながら、自分だけの面白構築を作ってみては如何でしょうか?